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米EDS社ユニグラフィックス事業部と米インターグラフ社メカニカルCAD事業部が合弁会社を発足

1998年03月23日 00時00分更新

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 米EDS社のユニグラフィックス事業部と、米インターグラフ社のメカニカルCAD事業部は、合弁新会社“ユニグラフィックス・ソリューションズ”を設立、その日本の子会社、“ユニグラフィックス・ソリューションズ・ジャパン(株)”が発足、記者発表会を行なった。

 EDS社のユニグラフィックス事業部のおもな事業としては、統合3次元CAD/CAM/CAEシステム『UNIGRAPHICS』と製品情報管理システム『IMAN』、ソリッド幾何形状をアクセスできるジオメトリーデータベース『PARASOLID』がある。インターグラフ社のメカニカルCAD事業部は、3D設計支援システム『SOLID EDGE』がある。

 同社は米ユニグラフィックス・ソリューションズ社の100パーセント出資子会社で、資本金は6000万円。なお、米ユニグラフィックス社の株式は米EDS社が保有している。現在、従業員数は33名で、うち、EDS社のユニグラフィックス事業部から13名、20名がインターグラフ社のCAD事業部からの人員だという。もともと、インターグラフ社のCAD事業部は直販も行なっており、また事業的にも伸びていたので、より多くの人員が新会社に入ったという。

 米EDS社がユニグラフィックス・ソリューションズという新会社を発足させたのは、米本社だけでなく、欧州、アジア各国、全世界共通で、日本でもそれを受けての動きだという。EDS社がユニグラフィックス事業部を独立させたのは、もともとEDS社でも同事業部はほかの部門と性格が異なっており、独立させることにより、自由度を高めるため。

 新会社発足による最大のメリットは、『SOLID EDGE』が『PARASOLID』ベースの製品に今後変わっていくことにより、データの互換性を完全に保証できること、また、『SOLID EDGE』により、Windows環境でCAD/CAMシステムを提供できるようになったことだという。

 今後、新会社では『UNIGRAPHICS』と『IMAN』、『PARASOLID』、『SOLID EDGE』の4製品を柱に、事業を展開していく予定で、これらの4製品に関しては、従来どおり代理店販売を強化していくという。また、『SOLID EDGE』は、夏ごろをめどに『PARASOLID』ベースの製品へとバージョンアップする予定だという。

 米ボーイング社の新旅客機B767の開発において、CAD/CAM(コンピューター支援による製造)/CAE(コンピューター支援による解析)ソフトを活用することで、開発期間を大幅に縮小した例が示すように、CAD/CAM/CAEソフトの使い方がここ数年、大きく変わってきた。製造業における企画、設計から試作、保守まで、全工程を継ぎ目なくサポートする大型ソフトが、市場の中心になってきている。

 このため、世界のCAD/CAM/CAEソフト市場では寡占化が進んでいる。UNIGRAPHICSをはじめ、仏ダッソーのCATIA、米SDRCのI-DEAS、米パラメトリック・テクノロジーのProEngineer、など、上位4社から5社に絞られつつある。今回の合弁設立も、EDSとインターグラフの両社のソフトの統合により、事実上、合併と同様の効果をあげようとするものといえる。(報道局 酒寄公子)

・米ユニグラフィックス・ソリューションズ
 http://www.ugsolutions.com/

・米EDS社
 http://www.eds.com/

・EDSジャパン
 http://www.eds.com/geographic_sites/japan/country_profile/jp_profile.shtml

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