日本ヒューレット・パッカード(株)は、『Microsoft BackOffice』環境に特化したWindowsNTサーバー管理ソフト『HP
Openview ManageX』の英語版を4月1日に、日本語版を7月に発売する。『HP
Openview ManageX』を使うことで、分散したWindowsNTおよびBackOfficeアプリケーションをひとつのコンソール上で集中的に管理することが可能にな
る。
『HP Openview ManageX』の主な管理機能は以下のとおり。
●アプリケーション管理
100種類以上のWindowsNTおよびBackOffice用の管理ポリシー(管理項目設定済みのモジュール)による効果的な管理が行なえる。また、DCOM、ActiveXなどに準拠しているので、独自の設定による管理環境の構築も可能。
●パフォーマンス管理
CPUなどの使用状況などをリアルタイムで管理することで、各アプリケーションの状況が把握できる。
●イベント管理
ある問題が発生したときに、自動的にあらかじめ決めておいた処理を行なうことができる。
●リモート運用
サービスパックのアップデートやシャットダウンなどを複数のアプリケーションに対して行ないたい場合でも、一度の処理で行なえる。
●キャパシティ・プランニング
パフォーマンス情報のログ管理や傾向分析レポートの作成により、ボトルネックの解消や将来的な計画をたてることができる。
また、MMC(Microsoft Management Console)に準拠したユーザー・インターフェースによるマネージメント・コンソールや、ドラッグアンドドロップするだけでモジュールの追加ができる、スナップ・インなどもサポートしている。
これらの機能により、エンタープライズ管理ソリューションの導入時間の短縮、ダウンタイムの減少、運用タスクの自動化によるコスト削減などが可能となり、TCOの削減へとつながるという。なお、WindowsNTとUNIXの混在環境では、『HP
OpenView ManageX』と『HP OpenView IT/オペレーション』を利用することで、集中管理が可能となる。
対応OSは、WindowsNT4.0、価格は、『HP OpenView ManageX 3.0
マネージメントコンソール』が49万円、『HP OpenView ManageX BackOffice
管理用コンポーネント』が19万円から。(報道局 中山実)
http://www.jpn.hp.com/Corp/pressreleases/FY1998/EAO18MAGEX.html