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山田洋行がウイルス対策ソフトとファイル暗号化ソフトを発表

1998年03月12日 00時00分更新

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 (株)山田洋行は、フィンランドのData Fellows社が開発したウイルス対策ソフト『F-SECURE Anti-Virus(FSAV)』と、ファイル暗号化ソフト『F-SECURE デスクトップ日本語版』を発表した。それぞれ4月下旬に発売する。

 現在ウイルス対策ソフト市場には多くの企業が参入しているが、「もともとネットワークで使う企業ユーザーがメイン。今回新しくファイヤーウォールとメールゲートウェイに対応したので、そちらをメインに売り込んでいきたい」と同社ハイテック事業部情報通信システム部部長、黒石修氏は述べた。販売目標は、'99年3月末までに『FSAV』が『F-PROT』からの(『FSAV』は『F-PROT』の後継ソフト)累積100万人ユーザーを、『F-SECURE』は10万ユーザーを見込んでいるという。



 『F-SECURE Anti-Virus(FSAV)』には、各モジュールをブロック化するという新しい技術“CounterSign(カウンターサイン)”を採用、これにより、拡張性が高まったという。また、F-PROTとAVPというふたつのウイルス検索エンジンを搭載、しかしシングルエンジンと同じ処理スピードでの検索が可能という。

 価格はクライアント製品が1ユーザー1万2800円から、サーバー用は9万8000円から。また、今回新たに追加されたCVPに対応したファイヤーウォール用製品は19万円から、SMTPに対応したインターネットメールゲートウェイ製品は7万5000円から。『c.c.Mail』や『MS-Mail』など各種メールソフトに対応したメールゲートウェイ製品も発売予定だが、価格は未定。

 『F-SECURE デスクトップ日本語版』は、SSH(Secure Shell)安全トンネルの通信技術を使用、アルゴリズムは3DES(168bit)とBlowfish(256bit)に対応。暗号ファイルは重要度に応じ、“シークレット”、“トップシークレット”、“エクスクルード”、“一般”の4つの水準で管理される。単体製品の価格は1ユーザー1万2000円。『F-SECURE Anti-Virus(FSAV)』と統合した『F-SECURE Combine』は1ユーザー1万8800円からとなっている。(報道局 酒寄公子)

http://www.Europe.DataFellows.com/japan/

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