(株)日立製作所は、WindowsCE2.0日本語版を搭載したハンドヘルドPC『PERSONA(ペルソナ)HPW-200JC』を発表した。価格は13万8000円、4月20日に発売する。
CPUは同社の32bitRISCプロセッサーSH-3-100MHz、640×240ドット(256色)の8.1インチSTNカラー液晶ディスプレー、16MB(最大48MB)のメモリーなどを搭載するほか、携帯電話(9600bps)やPIAFS(32Kbps)などにも対応した33.6Kbpsの内蔵FAXモデムを搭載する。
インターフェースは、VGA出力やRS-232Cにも対応したシリアルポート、赤外線通信ポート、TypeII×1のPCカードスロット、コンパクトフラッシュスロットなどを装備する。キーピッチ16.5mm、キーストローク2.5mmのキーボードを搭載、ワンキーで標準搭載ソフトなどを起動できる“クイックスタートキー”機能を搭載している。本体サイズは幅253×奥行き131×厚さ32mm、重さは820g。バッテリーはリチウムイオン電池を採用、約10時間使用できる(通信時は約2時間)。
『Pocket Internet Explorer』や、『Pocket Word』、『Pocket Excel』、『Pocket
PowerPoint』、『Pocket Outlook』などを搭載し、パソコンとのデータ連携も行なえるほか、通信ソフト(『NIFTY通信
for WindowsCE』ほか)や手書きメモソフト、地図ソフト『MapFan III CE for
Windows95/CE preview version』、路線検索ソフト(『乗換案内
時刻表対応版 for WindowsCE』ほか)、ゲームなどが付属する。
同社では、店頭販売のほか、営業端末や保守端末などの業務端末としても販売していくとしている。
同時に、韓国のLG電子社も同モデルのOEM製品『Phenom Handheld PC Ultra』を発表した。スペックはほぼ同等だが、28.8Kbpsモデムの搭載や、付属ソフトなどに変更がある。価格は1000ドル(約12万8000円)以下になるという。(報道局 井上哲郎)
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