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シナジー幾何学がデヴィッド・リンチのデジタルコンテンツの制作を発表

1998年03月05日 00時00分更新

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 シナジー幾何学(株)と米SUB STATION社は、マルチメディアファイナンス(株)、国際電信電話(株)の投資を受け、映画監督デビット・リンチと、インタラクティブ・デジタルコンテンツの制作および、新作映画『WOODCUTTER FROM FIERY SHIPS』の制作を行なうことを発表した。

 同プロジェクトは、シナジー幾何学のCD-ROM『ガジェット』を見たデヴィッド・リンチ本人からのアプローチにより実現したプロジェクトで、すでに1年前にプロジェクトはスタートしており、今回正式に契約を締結したことを受けての発表となった。具体的には、映画の制作と、日米で3Dポリゴン、リアルタイムレンダリングのDVD-ROMコンテンツ制作、小説、音楽CDの制作が予定されている。

 会場で、マルチメディアファイナンス(株)社長で、(株)バンダイの取締役会長でもある山科誠氏は「これからは、どんどん映像にも投資するべきだ」とアメリカの映画『タイタニック』を引き合いに出して語り、またKDD常務取締役の竹内理氏は「アメリカと日本をオンラインでつないで、制作に協力する」と語った。

 DVD-ROMのコンテンツ・クリエイティブ・ディレクター日下部実氏は、「リンチ氏は、僕の作品『鉄人』を気に入ってくれているので、オリジナリティーを持って、どんどん自分の意見を取り入れていきたい」という。

 ゲーム・デザイナーのStieg Hedlund(スティーグ・ヘドランド)氏は、全世界でヒットしたオンラインゲーム『ディアブロ』のデザイナーでもある。今回のプロジェクトへの参加については「デヴィッド・リンチはこのプロジェクトで新しい土壌を開拓すると信じている。私自身、プレイヤーの記憶にずっと残るような作品を作りたい」と熱意を述べた。

ゲームデザイナーのStieg Hedlund氏ゲームデザイナーのStieg Hedlund氏



 また、ビデオでメッセージを寄せたデヴィッド・リンチ本人も「シナジー幾何学とのプロジェクトは、新しい挑戦だ」と語っていた。(報道局 庄田恵美)

http://www.synergy-j.co.jp/

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