伊藤忠テクノサイエンス（株）は、モバイルコンピューティング対応ソフトの開発、販売を行なう、モバイルウェア社（MobileWare
Corp.）を、米国テキサス州に設立したと発表した。資本金は30万ドル（約3900万円）、CEO（社長兼最高経営責任者）には旧モバイルウェア社の副社長Richard
Martin氏が就任する。
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新モバイルウェア社は、日米両市場でのモバイルコンピューティングの普及を目的として設立された。米国のモバイル通信インフラが、90パーセント以上が現在もアナログ、かつプロトコルの仕様もさまざまなど、立ち遅れが大きいとして、米国よりもモバイル環境の発達した日本市場で展開を先に行なう。
同時に、モバイル通信管理ミドルソフトウェア製品として『Mobile Ware Office Server』を4月上旬にもリリースすると発表した。旧モバイルウェア社の『WebMirror
Communications Server』をバージョンアップした製品で、『Lotus Notes』をサポートし、モバイル環境でも社内LANと同一な操作環境が実現できるほか、サーバー側からクライアント側への発行機能などを搭載している。価格は、10クライアント（1サーバー）のライセンスで34万8000円など。UNIX対応版も9月ごろリリース予定としている。
同社は、2年以内にも米国での展開を目指しており、この分野におけるデファクトスタンダード化を目指すとしている。（報道局 井上哲郎）
http://www.ctc-g.co.jp/
