マピックス(株)は、製造工程、業務工程の簡素化が可能なERP(Enterprise
Resource Planning)ソフト『MAPICS XA』日本語版を発表した。日本語版が発売されるのは初めて。
同製品は組み立て型プロセスやバッチプロセスを行なう製造工場用のクライアント、サーバー向けソフトウェアで、日本では(株)沖データの福島工場やアルプス電気(株)などに導入されている。40以上のモジュールから構成され、製品データ管理“PDM”、カスタマイズツール“PDMPlus”のほか、在庫管理や生産モニタリング、エグゼクティブ情報システムなどが用意されている。工場などでMAPICS
XAを導入する際には、必要なモジュールを組み合わせることで工程の違いによるシステムのカスタマイズができる。システム導入後のモジュール追加も可能。日本独自の生産管理方法で、すべての計画、管理活動を完全に独立させて行なう“製番”管理も追加機能として用意されている。また、西暦2000年問題を解決しており、ITAA(Information
Technology Association of America)によるITAA2000の認証を取得している。
同製品は、日本アイ・ビー・エム(株)のワークステーション『AS/400』上で動作する。価格はライセンス数やワークステーションの導入台数などによって異なるが、ソフトウェアライセンス、AS/400、インプリメンテーションを含めて、数十人規模の標準的なシステムで6000万円前後となる。
同社では今後、追加モジュールとしてシステム全体を把握できる“PowerVision”、重要な状況やトレンドの把握ができる“エグゼクティブ情報システム”などを追加する予定。同時にJava化を推進していくとしている。また、明日24日に、東京国際フォーラムで“MAPICS
XA SEMINAR”を開催、MAPICS XAに関してのセミナーを行なう。(報道局 市川美穂)
http://www.mapics.com/