このページの本文へ

“デジタル映像国際シンポジウム'97”開催

1998年02月20日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷


 (財)テレコム先端技術研究支援センターが運営する高度映像技術開発推進会議は、本日“デジタル映像国際シンポジウム'97”を開催した。今年のテーマは、“高度デジタル映像の世界”で、デンマークの放送局TELE DANMARK NIA社のGrete Mφller女史は“欧州におけるデジタル放送の未来戦略”と題し、欧州における地上波デジタルTVの仕様について解説。また、米ピクチャーテル社のGary j. Sullivan博士は、“H.263+および関連するITU-Tビデオ化符号化作業”について語った。

 デンマークの放送局TELE DANMARK NIA社のGrete Mφller女史は、'93年から、同社の放送システム部門長として勤務、またヨーロッパにデジタルTVを導入することを目的として設立されたDVB(Digital Video Broadcasting)プロジェクトに参加した。

TELE DANMARK NIA社のGrete Mφller女史TELE DANMARK NIA社のGrete Mφller女史



 DVB仕様は、放送事業の全範囲を網羅した規格で、ケーブルTVについて定めたDVB-C、衛星デジタル放送について定めたDVB-Sなどのほか、地上波、インタラクティブTVなど十数項目にわたる規格が定められている。イギリスでは、今年半ばから、DVBに基づいた地上波デジタル放送が始まり、また、スウェーデンも今年末、スペイン、ドイツなどでも'99年から地上波デジタル放送が開始する。インターネットのIPプロトコルに関しても、DVB-DB(Data Broadcasting)に含まれており、放送と通信の融合も視野に入った規格となっている。

 DVB規格の詳細は、http://www.dvb.org/で参照できる。

 米ピクチャーテル社のGary j. Sullivan博士は、同社のビデオリサーチ部門のマネージャーを務めている。同氏は、1月28日にITU-Tで承認されたビデオ・コーディングアルゴリズム“H.263+”(“H.263”の第2版)を紹介した。“H.263+”は、ITU-Tの推奨仕様である“H.263”に、新しい機能を付加させるもので、パケット損失の可能性のあるネットワークや移動体通信や、規模に依存しないマルチポイント運用によるビデオ通信のような新しいアプリケーションを支援する。また、ISDNなどのビデオ会議のための性能強化もなされたという。

米ピクチャーテル社のGary j. Sullivan博士米ピクチャーテル社のGary j. Sullivan博士



 “H.263+”の草案は、ftp://standard.pictel.com/video-site/で参照でき、また、正式版は、1ヵ月後にはITUのサイト(http://www.itu.ch/)に掲示される予定。(報道局 佐藤和彦)

http://iijnet.or.jp/scat/aim/

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン