日本アイ・ビー・エム(株)は、企業向けノートパソコン『ThinkPad』シリーズのラインアップを一新し、3月上旬から順次出荷を開始する。
新ラインアップは、MMX Pentium-266/233MHzを搭載した『ThinkPad 380X/XD』(44万8000円から)、MMX
Pentium-150MHzを搭載した『ThinkPad 310E』(30万8000円)、MMX Pentium-200MHzや、DSTN液晶の画質を向上させた12.1インチHPA(High
Performance Addressing)液晶ディスプレーを搭載した『ThinkPad 560X』(35万8000円)の3機種6モデル。OSはすべてのモデルにWindows95がプリインストールされる。
MMX Pentium-266MHz搭載モデルなども用意された
『ThinkPad 380X/XDシリーズ』
ThinkPad 380X/XDシリーズは、CPUやHDDの違いやCD-ROMドライブの有無、ディスプレーなどの違いで4モデル用意され、ディスプレーには12.1インチTFT液晶パネル搭載モデルのほか、DSTN液晶パネルの画質を向上させた、12.1インチHPA液晶パネル搭載モデルもある。
MMX Pentium-266MHzを搭載する『ThinkPad 380XD(2635-AAJ)』(59万8000円)は、32MB(最大96MB)のメモリー、5.1GBのHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブなどを搭載。チップセットは『430TX
PCIset』。ディスプレーは800×600ドット表示の12.1インチTFT液晶パネルを採用。グラフィックチップは、米NeoMagic社の『MagicGraph
128XD(NM2160)』を採用する(VRAM 2MB)。
ネットワーク経由のシステム管理ソフトなどが付属するほか、CardBusおよびZVポート対応のPCカードスロット(Type
II×2)やUSBポートを装備。オプションで『拡張ポートリプリケーター』などが用意されている。本体サイズは幅300×奥行き233×厚さ62mm、重さは3.2kg。リチウムイオン電池を採用し、約4.5時間使用できる。
『ThinkPad 560X』シリーズにHPA液晶ディスプレー搭載モデルを追加
ThinkPad 560Xシリーズには、新たに12.1インチHPA液晶ディスプレー搭載モデルが追加された。MMX
Pentium-200MHz、32MB(最大96MB)のメモリー、2.1GBのHDDなどを搭載。チップセットは『430TX
PCIset』。ディスプレーの解像度は800×600ドット(26万2144色)、グラフィックチップは米NeoMagic社『MagicGraph128XD(NM2160)』でVRAMは2MB。
ネットワーク経由のシステム管理ソフトなどが付属し、PCカードスロットはCardBus/ZVポートに対応。USBポートを装備するほか、PCカードスロットやUSBポートを装備する『拡張ポートリプリケーター』がオプションで用意されている。
『ロータス スーパーオフィス97』やWindows95のCD-ROMなどが付属。本体サイズは幅297×奥行き222×厚さ31mm、重さは1.9kg。リチウムイオン電池により、約3.5時間使用できる。(報道局 井上哲郎)
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