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三菱商事が『SoftWindows95日本語版version 5.0 for Power Macintosh』を発売

1998年02月17日 00時00分更新

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 (株)三菱商事は、『SoftWindows95日本語版version 5.0 for Power Macintosh』を発表、エムシーパソコン販売(株)を通じ、3月14日に発売する。価格は4万3800円。これに伴い、開発元である米Insignia Solutions社のCEO、The Right Honourable Nicholas A. Samuel, Viscount Bearsted(ニコラス ベアーステッド卿)が来日、記者会見を行なった。

左からInsignia Solutions社CEOのニコラス ベアーステッド卿、同社インターナショナルセールス&マーケティング担当副社長のマーシャルJ.クウェイト氏、エムシーパソコン販売(株)代表取締役社長の袖崎守弘氏。
左からInsignia Solutions社CEOのニコラス ベアーステッド卿、同社インターナショナルセールス&マーケティング担当副社長のマーシャルJ.クウェイト氏、エムシーパソコン販売(株)代表取締役社長の袖崎守弘氏。



 ニコラス卿はまず、「これまでより使いやすく、より速く、よりユーザーフレンドリーな製品を作ろうと努力し、それが実現されたのが今回のバージョン」とコメント。具体的には、前バージョンに比べ、20~25パーセントスピードアップしたこと、MMX命令セットをサポートしたこと、Sound Blaster ProとSound Blaster 16に対応したこと、Macintosh用ジョイスティックを使えるようにしたことが新しい点だという。

 同ソフトは'95年8月にバージョン2.0を発売して以来、約2年半で5万本を販売。Macintosh上でDOSの環境が使えるようにする『RealPC日本語版 for Power Macintosh』は昨年10月に発売され、ゲームユーザーを中心に1万本売れているという。販売目標は、「実績からすれば1年で1万本売れて欲しいが、ちょっと難しいかもしれない」とのことだった。

 先日発表されたデータクエストの'97年の日本のパソコン出荷台数調査結果によると、アップルコンピュータ(株)のシェアは4位から5位(6.1パーセント)へと順位を下げている。全世界的にもMacintoshの売上が落ちている。

 同ソフトへの影響はどうかとの質問に対し、卿は「販売が下降傾向にある原因のひとつとして、Macintoshで使えるアプリケーションが少ないことが挙げられます。同ソフトを使うことにより、使えるアプリケーションが増えるわけですから、ユーザーも増え、われわれにとってはいいことなのです。逆にMacintoshの出荷台数が増えると、アプリケーションも増え、われわれにとってはあまりいい事態ではありません。でも、われわれは常にマックユーザーを中心に製品を開発してきましたし、Macintoshの売上が元のようになることを望んでいます。いいソフトを提供することでわれわれも努力しています。また、欧州ではアップルが“Inovative Marketing”と銘打ち、販売促進に力を入れているので、米国同様、だんだん回復するのではないかと思います」と、Macintoshを強く支持する姿勢を見せていた。(報道局 酒寄公子)

・SoftWindowsホームページ
 http://jnweb.mitsubishi.co.jp/swin/index.html

・Insignia Solutions社
 http://www.insignia.com/

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