2月10日、東京・西新宿の全労済ホールにて、ヤマハ(株)の春の新製品発表会が開かれた。DTM&マルチメディアツールとして、マルチチャンネルオーディオの録音および再生が可能なPCIバス対応のXG音源MIDIカード『SW1000XG(仮)』と、同社のデジタルシンセサイザー『YAMAHA
DX7』相当のFM音源を搭載した、MU100シリーズ用のプラグインボード『PLG100-DX(仮)』が参考出品として展示された。
●『SW1000XG(仮)』
XG音源を搭載した『SW1000XG(仮)』は、PCIバス対応のMIDI音源ボードで、同社のMIDI音源『MU100』相当の音源が搭載されている。また、12チャンネルのオーディオ再生と4チャンネルのオーディオ録音トラックを装備し、ハードディスクレコーディングが可能となっている。XG音源のMIDIデータとオーディオデータをパソコン上で一括コントロールできるので、さまざまなマルチメディアコンテンツの制作に利用できる。
また、XGプラグインシステムに対応しているので、『MU100』シリーズ用のプラグインボードが利用可能。MIDI端子ケーブルのほか、Windows用のシーケンサーソフト『XGworksPRO(仮)』とハードディスクレコーディング用のソフト『TWE』が付属する予定。価格は未定、発売は5月くらいを予定している。
●『PLG100-DX(仮)』
XGプラグインシステムに対応した『PLG100-DX(仮)』は、同社のデジタルシンセサイザー『YAMAHA
DX7』相当のFM音源を搭載したプラグインボードで、『MU100』ユーザーの高い要望に応えて開発された。
『MU100』シリーズや『SW1000XG(仮)』に搭載が可能で、Windows版の簡易音色エディターソフト『DX
Easy Editor』と『YAMAHA DX7』をシミュレートした音色エディターソフト『DX
Simulator』が付属する予定。価格は2万円前後で、発売は5月ごろを予定している。(報道局 中山実)
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