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こねっとプラン、黒柳徹子さんの講演をインターネット中継

1998年02月02日 00時00分更新

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 こねっと・プラン推進協議会(事務局:日本電信電話(株))は、本日、“第10回こねっと・セミナー”を開催、Webサイト上でライブ中継を行なった。同セミナーは、マルチメディアTV会議システム『フェニックス』を利用して、セミナー会場および各小・中学校をネットワークで結び遠隔講義を実施するもので、今回で10回目。女優でエッセイストの黒柳徹子さんが講演、ユニセフ親善大使としての活動を紹介したのち、小・中学生との質疑応答を行なった。

 黒柳さんは、'97年11月にユニセフ親善大使としてアフリカのモーリタニアを視察したときの体験を中心に、これまで訪れた開発途上国の現状や、そこで暮らす人々の様子などを語った。



 モーリタニアは、国土の3分の2が砂漠。しかも国土の砂漠化が現在も進行しているため、'60年に全国民の76パーセントを占めていた遊牧民が10パーセントにまで減少、人口が首都のヌアクショットに集中しているのだという。このヌアクショットの人口は、'60年当時、5000人であったにもかかわらず、80万人まで膨れ上がり、スラム化が激しくなっている。

 「食べ物が不足していて、子供のほとんどが栄養失調なんです。栄養が不足すると脳も育たないため、ものを考えられない、しゃべれない、歩けないといったことも起こるのです」

 黒柳さんは、これまで数々の発展途上国で子供たちに接するにつけ、本当に強い精神力を感じるのだという。

 「たとえばアンゴラには、お父さんが殺され、お母さんがレイプされ、兄弟が連れ去られるというような体験を持つ子供がたくさんいるわけです。でも、そんな子供たちは生きたいという強い意志を持っていて、驚くことには、自殺をする子供がいないのです」

 「発展途上国では予防注射を満足に受けられず、日本ではほとんど見られない病気にかかることも珍しくありません。インドでは、破傷風にかかった男の子に会いました。喉も舌も硬くなってしまってほとんどしゃべれない子供だったのですが、がんばるのよ、とはげますと、反対に、『あなたの幸せを祈っています』という言葉をかけてくれたのが忘れられません」

 「タンザニアのある村長がおっしゃった言葉がとても印象に残っています。『子供は大人とは違って文句を言いません。大人を信頼しながら死んでゆくのです』という言葉ですが、子供は本当に一生懸命生きています」

 黒柳さんの講演を聞いていた小・中学生からは、数多くの質問が寄せられた。自分たちには何ができるのかという問いかけが多かったが、黒柳さんは、「募金をすることも大切ですけど、関心を持ち続け、まず友だちやお年寄りなど身近にいる人にやさしく接してください」と答えていた。次の日本をいい国にするのはあなたたちですよ、という励ましの言葉でセミナーは締めくくられた。(報道局 浅野広明)

http://www.wnn.or.jp/wnn-s/(こねっと・プラン)
http://www.unicef.or.jp/(日本ユニセフ協会)

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