日本電気(株)は、『ValueStar NX』シリーズのラインアップを一新し、PentiumII-300MHz搭載モデルや低価格モデルなどを追加したほか、個人・SOHO向けノートパソコン『LaVie
NX』シリーズのラインアップも一新し、MMX Pentium-200MHz搭載モデルなどの追加を発表した。2月中旬から順次出荷を開始する。
いずれのモデルにも、OSはWindows95がプリインストールされ、『一太郎8
& 三四郎8』モデルと、『Excel97 & Word97』モデルがそれぞれ用意されている。省スペース型を除くPentiumII搭載モデルには、『バーチャファイター2
for AGP』などのAGP対応ソフトが付属している。
今回発表されたValueStar NXシリーズは、ミニタワー型が3機種5モデル、省スペース型が1機種2モデル、デスクトップ型が3機種7モデル、目的別モデルとした低価格タイプが1機種2モデル。
ミニタワー型に、PentiumII-333MHzを搭載モデルを追加
ミニタワー型は、PentiumII-333MHzと2倍速のDVD-ROMドライブを搭載した『VS33D/M7』(68万円から)、PentiumII-333MHzと8倍速CD-Rドライブを搭載した『VS33D/M7』(53万円から)、PentiumII-300MHzを搭載し、17インチのクロマクリア管ディスプレーが付属する『VS30D/M7』(48万8000円から)、同じくディスプレーの付属しない『VS30D/MZ』(42万8000円から)、PentiumII-266MHzを搭載する『VS26D/M7』(42万8000円から)など。
VS33D/M7は、現時点でPentiumIIプロセッサーとして最速のPentiumII-333MHzを搭載。64MB(最大384MB)のメモリー、UltraATA対応の8.4GBHDDのほか、20倍速のCD-ROMドライブとしても使用できる2倍速のDVD-ROMドライブを搭載している。K56flex対応のFAXモデムや、AGP対応の『SGS-THOMSON
RIVA128』をオンボードで搭載(VRAM 4MB)するほか、17インチのクロマクリア管ディスプレーなどが付属している。
PentiumII-266MHzを搭載した省スペース型
省スペース型は、PentiumII-266MHzを搭載し、14.1インチTFTディスプレーが付属する『VS26/CX』(58万円から)、同じくディスプレーの付属しない『VS26D/CZ』(34万8000円から)の2モデル。
32MB(最大256MB)のメモリーやUltraATA対応の3.2GBHDD、最大20倍速のCD-ROMドライブなどを搭載するほか、『SGS-THOMSON
RIVA128』をオンボードで搭載している(VRAM 2MB)。本体サイズは幅86×奥行き320×高さ300mmと省スペース性を図っているほか、K56flex対応のFAXモデムを搭載している。
VS26/CXに付属する14.1インチTFTディスプレーは、1024×768ドット(最大1677万色)表示ができ、出力2ポートのUSBハブを装備する。
バリエーション豊かなデスクトップ型
デスクトップ型は、PentiumII-266MHzを搭載し、17インチのクロマクリア(CROMACLEAR)管ディスプレーが付属する『VS26D/S7』(38万3000円から)、同じく15インチディスプレーが付属する『VS26D/S5』(34万3000円から)、同じくディスプレーの付属しない『VS26D/SZ』(32万3000円から)。PentiumII-233MHzを搭載し、17インチのクロマクリア管ディスプレーの付属する『VS23D/S7』(34万8000円から)、15インチディスプレーが付属する『VS23D/S5』(30万8000円から)。PentiumII-200MHzを搭載し、17インチディスプレーの付属する『VS20C/S7』(30万8000円から)、同じく15インチディスプレーが付属する『VS20C/S5』(26万8000円から)など、7モデル。
PentiumII-266MHzを搭載したVS26D/S7は、32MB(最大384MB)のメモリー、Ultra
ATA対応の3.2GBHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブなどを搭載。K56flex対応のFAXモデムを搭載している。
低価格を実現した目的別モデル
目的別モデルは、すべてのモデルでMMX Pentium-166MHzを搭載。15インチディスプレーが付属する『VS16F/E5』(19万8000円)、ディスプレーの付属しない『VS16F/EZ』(15万8000円)などが用意され、VS16F/E5には、ワープロソフト(『Word97』or『一太郎8』)やUSB対応のCCDカメラが付属するモデル(22万8000円から)も用意されている。20万円を切る価格にも関わらず、32MB(最大160MB)のメモリー、UltraATA対応2.1GBHDD、8倍速CD-ROMドライブ、K56flex対応のFAXモデムなどを搭載している。
『LaVie NX』シリーズにMMX Pentium-200MHz搭載モデルなどを追加
個人・SOHO向けのLaVie NXシリーズは、MMX Pentium-200MHzを搭載した『LV20C/WS』(49万8000円から)と、MMX
Pentium-166MHzを搭載した『LV16C/WD』(34万8000円から)の2モデル。
両モデルとも、32MB(最大128MB)のメモリー、2.1GBのHDD、最大20倍速のCD-ROMドライブなどを搭載。ディスプレーは12.1インチTFTパネル(LV16C/WDは12.1インチのハイレスポンスDSTNパネル)を採用し、800×600ドットで1677万色表示が可能。グラフィックチップはTrident社『Cyber9385』。K56flex対応のFAXモデムを内蔵し、ニッケル水素バッテリーで約1.3~2.1時間使用できる。本体サイズは幅306×奥行き243×厚さ49.5mm、重さは3.5kg。
OSはWindows95がプリインストールされ、ワープロソフト別に、『一太郎8』モデルと『Word97』モデルがそれぞれ用意
されている。(報道局 井上哲郎)
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