岩崎通信機(株)は、電子製版機の『エレファクスLP501-CR』と、アドビ
システムズ(株)の純正PostScriptを搭載したサーバー『エレファクスRIPサーバー』をセットにしたシステムを3月1日に発売する。
同システムは、DTPで製作した印刷原稿をもとに製版を行なう電子製版システムで、パンフレット、チラシなど印刷枚数が少ない軽印刷の分野で使用される。
電子製版機『エレファクスLP501-CR』の製版サイズはA3ワイド、解像度は1200dpi。出力速度はA3版で毎分約1.7版(連続出力時)。製版材料には、従来のマスターペーパーに加え、同社が新開発したポリエステルフィルムプレートにも対応しているため、カラー印刷にも低コストで対応できるという。また、『エレファクスRIPサーバ』は、アドビ
システムズ(株)の純正PostScript Level2に対応したインタプリタを搭載。日本アイ・ビー・エム社のパソコン(CPUはPentium-166MHz、メモリー64MB、HDD2.5GB)、WindowsNT
Server 4.0、15インチディスプレーなどがセットで、価格は498万円。
今回岩崎通信機にPostScriptを提供したアドビ
システムズ(株)の木村八郎社長は、「商業印刷という新しいマーケットを開拓するという狙いから、岩崎通信機と提携した。今後も、いろいろな製品を共同で開発していきたい」と述べている。(報道局 佐藤和彦)
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