(社)マルチメディア・タイトル制作者連盟(AMD)主催のデジタルコンテンツの優秀制作者を表彰する“AMDAward'97”が、恵比寿ガーデンホールで開催された。3回目の今年からは、パソコンで動くコンテンツのみが賞の対象となり、7日に発表された、優秀作品賞5作品、パッケージ部門の各部門賞5作品、ネットワーク部門の各部門賞4作品、特別賞3作品への授賞式が行なわれた。審査員は、パソコン雑誌の編集長など11名。
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授賞式は、コメンテイターが受賞作を紹介し、プレゼンターがトロフィーを受賞者に手渡すという、映画のアカデミー賞を意識したような演出で進められた。パッケージ部門Best Writer賞を授賞した『新世紀エヴァンゲリオン/鋼鉄のガールフレンド』では、福岡俊弘『週刊アスキー』編集長が、「同作品は、編集部では“ROMエヴァと呼んで愛好しております」と紹介。終始、なごやかかつゴージャスな雰囲気で授賞式は進められた。
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さて、優秀作品賞を授賞した『ULTIMA ONLINE』(米Origin Systems社)、『DIABLO』(米BLIZZARD ENTERTAINMENT社)、『なみろむnami-ROM』((株)オラシオン)、『POSTPET』(ソニー・コミュニケーションネットワーク(株))、『RIVEN-The Sequel to Myst』(米CYAN社)の5作品の中から選ばれるグランプリ(郵政大臣賞)を、授賞したのは『RIVEN-The Sequel to Myst』。米CYAN社社長のRand K. Miller氏にトロフィーと賞金100万円、AMDAwrdの旗が手渡された。
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Rand K. Miller氏は、「アメリカにもマルチメディアコンテンツへの賞はたくさんあるが、それぞれ勝手に開催されており、いい加減なものが多い。今回のような権威ある賞を受賞できて大変うれしい。たまたま仕事で日本にきていて、授賞式に参加できたが、賞をもらえなければ、とても悲しい気持ちになったと思う」と記者会見で述べた。(報道局 佐藤和彦)
http://www.amd.or.jp/
