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カプコンの'98年3月期は、海外事業の見直しにより135億円の赤字に

1998年01月26日 00時00分更新

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 (株)カプコンは、海外事業の見直しなどにより、'98年3月期に223億円の特別損失が発生するため、最終損益が135億円の赤字になる、と発表した。

 ただ、本業のゲームソフト部門が、'95年3月期を底に回復基調にある上、1月に発売した『BIOHAZARD2』の販売が好調であることから、'98年3月期の売上高430億円(対前期比23パーセント増)、経常益75億円(同44パーセント増)となる見通し。

 今回清算を発表したメキシコの子会社CAPCOM MEXICOは、'93年に中南米への販売ルート確立とレンタル事業展開の拠点として設立されたものの、通貨下落などメキシコの経済危機により経営が行き詰まり、再建が困難と判断された。この子会社の生産に伴う損失は86億円。

 また、米国で同社製品の販売を行なう子会社のCAPCOM U.S.A.に関しても、株式の評価減87億円を計上、そのほかにも国内金融子会社の回収不能債権30億円、海外業務提携先の回収不能債権20億円の処理などが実施される。(報道局 佐藤和彦)

http://www.capcom.co.jp/

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