ボーランド（株）は、ビジュアル環境による32bitアプリケーション開発ツール『Borland
C++Builder 3』の発売を今春に予定していると発表した。Windows95/NT4.0（Service
Pack 2）用で、基本的な機能を含んだ『Standard版』、高度なアプリケーション開発に適した『Professional版』、クライアントサーバーアプリケーションの開発者向けの『Client/Server
Suite版』がある。
ビジュアル環境による開発ツールは、同社の『Delphi』やマイクロソフト社の『Visual
Basic』などが発売されており、フォーム上にボタンなどの必要な部品（コンポーネント）を配置することで、視覚的にアプリケーションを開発できるのが特徴。
『Borland C++Builder 3』は、昨年3月に発売した『Borland C++Builder』の新バージョンで、複数のプロジェクトをまとめて管理できる“プロジェクトグループ”、プログラムの入力ミスを軽減する“コードテンプレート”、ActiveXコントロールの作成機能（Professional版以上）、SQL文の生成や解析などをサポートする“SQL
Builder”（Professional版以上）などの新機能が追加されている。
また、ふたつに分割された領域の境界線をマウスで簡単に変更できる“Splitter”、音のないアニメーションを表示する“Animate”、多次元データ解析が可能になる“Decision
Cube”（Client/Server Suite版のみ）などのコンポーネントも追加されている。
なお、仕様がまだ完全に決定していないため、今回紹介した機能が実際の製品版では変更される可能性がある。価格や発売日などの詳細は現在のところ未定で、決まりしだいASCII24でお伝えする。（報道局 中山実）
http://www.borland.co.jp/
