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ミノルタが視覚障害者用立体コピーシステムを発売

1998年01月22日 00時00分更新

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 ミノルタ(株)は、点字原稿や絵、地図、グラフなどを立体にコピーする、視覚障害者用立体コピーシステムを、2月上旬に発売する。同システムは『EP2051立体コピー“Partner Vision 2051”』と『立体コピー現像機“YMT-A3”』のセットで、価格は144万2000円、視覚障害者価格は120万円。立体コピー機『Partner Vision 2051』は単体でも購入でき、価格は79万2000円、視覚障害者価格は62万円。

 同システムは、まず写し取りたいものを立体コピー機でカプセルペーパーという専用紙にコピーする。そのペーパーを現像機に挿入すると、特殊な波長のエネルギーが加えられ、コピーされた黒い部分が熱を吸収する。それにより、ペーパーに均一に塗られたマイクロカプセルが、熱により膨張することで立体コピーが出来上がるというしくみ。

 同コピー機は通常のコピー機としても利用でき、25枚/分で印刷することができる。複写方式は間接静電気方式で、複写サイズはA3~B6の7種類。最大消費電力は1.5kW以下。操作パネルや原稿押さえ、トレーなどには、抗菌コートを施してあり、トナーを無駄なく使うために、トナーリサイクル機能も装備している。なお、同製品は省エネルギーに関する国際基準“国際エネルギースタープログラム”をクリアーしている。(報道局 庄田恵美)

http://www.minolta.com/japan/index.html

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