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米ルーセントと米スリーコムが56Kモデムの業界標準作成のため共同テスト

1998年01月21日 00時00分更新

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 米ルーセント・テクノロジーズ社(Lucent Technologies)と、米スリーコム社(3Com)は、それぞれに独自に開発した56Kモデムの、標準規格を作成するために、最終的な共同テストをすると発表した。

 米ルーセント社は“K56flex”、米スリーコム社は“x2”と、それぞれ異なる規格の56Kbpsのモデムによる通信技術を開発。そのため、業界が二分し普及が進まず、標準規格の作成が望まれていた。

 今回の共同テストの結果を経て、新規格“V.pcm”が決定する予定。両社は技術を持ちより、新規格の仕様を最終的に調整し、2月5日にスイスのジュネーブで行なわれる、ITU(国際通信連合)の会合に提出。そこで正式に認定される予定だ。

 米スリーコム社の副社長Dale Walsh氏は「今回のテストは互換性を保証するための第一歩。できるだけ早く、56Kモデムによる接続サービスを、プロバイダーと多くのユーザーに提供したい」と語った。また、米ルーセント社のモデム技術責任者Bob Rango氏も「作成される新規格に従って、可能な限りクライアントとサーバーモデムをアップグレードしたい」と語ったという。(報道局 庄田恵美)

http://www.lucent.com/
http://www.3com.com/

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