日立製作所(株)は、国内にある8つの半導体生産工場のうち、一部のラインを2月、3月に8~14日間休止させることを検討している。
同社では、「詳細については検討中の段階で、組合の承認も得なければならないので、正式な決定には時間がかかる」とし、休止するライン数や、休止する日数、減産となる半導体の生産量などは、「現時点では未定」としている。
休業の仕方は雇用調整助成金の支給される一時帰休ではなく、休日出勤したぶんの振替休日という形で実施される見通し。
半導体大手メーカーの関係者は、「韓国の経済危機のあおりで、韓国製の半導体が投げ売りされるのではないか、という見方が強く、日本の半導体メーカーでは、メモリーなど低付加価値の半導体生産から撤退する動きが今後も続くのではないか」という見方を示している。(報道局 佐藤和彦)
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