松下電送(株)は、米RSA Data Security社の暗号化技術を利用した、『インターネットFAX』を開発したと発表した。
暗号化電子メール規格のひとつである“S/MIMEプロトコル”の共通鍵暗号技術(40bit)とRSA公開鍵暗号技術(512bit)の両方を利用することで盗聴を防止できるほか、日本ベリサイン社のデジタルID
SM(証明書)により、送信者本人の確認(“なりすまし”の防止)、内容の改ざん防止などが行なえるという。短縮ボタンなどのFAX操作により、パソコンやインターネットFAXに暗号化電子メールを送信でき、S/MIMEに対応している人にのみ、暗号化や電子署名を行なうとしている。
同社では、LANに接続されたインターネットFAX機などに内蔵、または接続する形として、'99年度の商品化を目指すとしている。価格は、今後の“暗号化”に対する市場の価値に依存するとし、現時点では未定。(報道局 井上哲郎)
http://www.panasonic.co.jp/mgcs/index-j.html