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住友金属システムが、ファイヤーウォール『Interpol』を発売

1998年01月08日 00時00分更新

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 住友金属システム開発(株)は、米Sonic Systems社が開発した、弁当箱サイズのボックス型インターネットフィルター&ファイアーウォール『Interpol』の販売を、1月末に開始する。

 同製品には、ポルノや差別、暴力など、インターネットに存在する有害なホームページやニュースグループへのアクセスを防ぐ“コンテンツフィルタ機能”が搭載されている。同製品では、米Micro Systems社のCyberNOT監視委員会が作成する、不適切なコンテンツを示したCyberNOTリストを採用。ネットワーク管理者は、ポルノや差別、暴力といった有害なコンテンツのカテゴリーを選択すると、同製品が自動的に該当するサイトへのアクセスを制限することができる。

 このCyberNOTリストは、毎週自動更新されるため、新しくできたホームページや、アドレスの変わったホームページも、チェックすることが可能になる。CyberNOTリストには、ユーザーが新たなホームページを追加したり、削除することも可能なうえ、コンテンツフィルターをバイパスし、制限のない状態でインターネットにアクセスするためのパスワードを設定することもできる。

 ファイアーウォール機能としては、盗聴、破壊、改ざん等に対応できる“ステートフルインスペクション機能”を搭載。また、インターネットを経由してイントラネットにアクセスすることが可能であり、この際の認証には、認証チェック機能として業界標準となっているMD5を用いてセキュリティーチェックを行なう、という。

 また、ネットワークアドレス変換(NAT)機能を搭載しており、イントラネット内のIPアドレスで直接外部に通信せず、ひとつのグローバルIPアドレスを使用して、外部への通信が行なえる。

 さらに、同製品には、Webサーバー、FTPサーバーなど、外部からアクセスされるサーバーを接続する“DMZセグメント接続用ポート”があり、大量のデータを送りつけるというようなタイプのクラッキングを防ぐことができる。

 また、同製品では、Webブラウザーを利用して、設定変更や監視を行なうことができ、設定変更を許可するための認証には、業界標準となっているMD5を用いたセキュリティーチェックを行なう。

 インターフェースは、10BASE-Tと10BASE-2が、それぞれLANポート用、WANポート用、DMZポート用に3ポート。大きさは幅229×奥行き152×高さ38mm。価格は35万円。(報道局 佐藤和彦)

http://www.sun-ip.or.jp/

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