米Pacific Software Publishing社は、ブラウザーから利用する電子メール配信ソフト『NewsMAIL』に、ファイル添付機能や、配信されるメールにあらかじめ指定した文章などを差し込む機能を追加した『同
Ver2.0』を発売した。
『NewsMAIL』は、Webブラウザーを利用して、メーリングリストの作成、メールの作成から配信、グループごとのリスト管理などが行なえるサーバー用ソフト。同ソフトを使用すると、他の受信者のメールアドレスを開示することなく複数の受信者に同時にメールを発信することができる、また、メーリングリストの作成や更新を、ブラウザーを介して行なうことができるため、メールサーバーの管理者の手をわずらわせなくてすむ、といったメリットがあった。
今回発売する『NewsMAIL Ver2.0』では、4つの新たな機能が追加された。まず、作成するメールにファイルを添付して送信できる“ファイル添付機能”。そして、あらかじめメールグループの各レコードに差し込み用データを作成しておくと、各メール受信者ごとに異なる情報を組み込んだメールを送信できる“差込機能”。また、メールアドレスと差込データを“タブ区切り形式”のテキストファイルで作成し、ブラウザーからインポートファイルとして指定するだけで、クライアント・マシンからNewsMAILサーバーにインポートできる“差し込みデータインポート機能”。さらに、旧バージョンでは、送信するメール本文のサイズが約10KBに制限されていたが、Ver2.0からは、この制限がなくなり、10KB以上のメールを送信することが可能になった。
『NewsMAIL Ver2.0』のメーカー希望小売価格は499ドル(約6万6000円)。1ライセンスの購入で、ひとつのサーバーに複数回インストール可能。価格には1年間の無償保守・アップグレードが含まれている。また、旧バージョンのユーザーには、無償アップグレードを実施している。
同製品を使うために必要なシステムは、サーバーのCPUがPentium-90MHz以上、メモリー32MB以上、インストールに必要なHDD容量が1MB以上、WindowsNT
Server 3.51以上、Microsoft Internet Information Server (IIS)、メールサーバーへのIP接続など。また、クライアント側はブラウザーが必要で、ファイル添付機能、差込データインポート機能を利用するにはNetscape
Navigater3.0以降またはInternet Explorer 4.0のブラウザーが必要になる。(報道局 佐藤和彦)
http://www.newsmail.com/