日本ディジタルイクイップメント(株)は、ネットワーク技術者/研究者向けに、次世代インターネットプロトコルの「IPv6」を搭載したAlphaサーバー「IPv6早期導入キット(IPv6
Early Adopter Kit：EAK)」を発売した。現状の「IPv4」が32bitアドレスを使用しているのに対し、IPv6は128bitアドレスを採用し、現在インターネット利用の増大に伴うIPアドレス不足に備えてIETF(Internet
Engineering Task Force)での標準化が進められている。
EAKはDIGITAL UNIXを搭載したAlphaServerとIPv6プロトタイプ版ソフトウェア、IETFIPngドラフトに準拠したAPI、IPv6対応アプリのTelnet/FTP/Apache
Webサーバー、Arenaブラウザー(いずれも英語版)などのセットで、ハードウェア保守サポートやプロトタイプ版のインストールサービスが標準で含まれる。
オプションとして、IPv6プロトタイプ版付きルーター「RouteAbout」、LAN
スイッチ「DECswitch900」に加え、日本DEC経由でのIPv6版インターネット「6BONE」への接続設定が提供される。また、購入者には
IPv6プロトタイプ版の改定に伴い随時最新のプロトタイプ版が1年間提供される。価格は335万円より。(アスキー編集部 行正和義)
http://www.dec-j.co.jp:80/ic/internet/prod/ipv6/
