米の調査会社Dataquest社の調べによると、'97年の世界半導体メーカー売上高は、昨年の上位3社が今年も上位3位を占めた。トップは210億8300万ドルの米インテル社で、2位の日本電気(株)の約2倍の売上を示し、6年連続首位となった。
以下、3位米モトローラ社、4位米テキサス・インスツルメンツ社、5位(株)東芝、6位(株)日立製作所、7位韓国三星電子、8位富士通(株)、9位オランダフィリップス社、10位三菱電機(株)の順で、上位10位以内のうちに日本企業は5社がランクインしている。ただし昨年4位だった日立製作所はマイナス19.2パーセントの成長率で6位に後退、また東芝と三菱電機もマイナスの成長率と、米メーカーに比べ、日本企業の伸び悩みが目立った。
Dataquest社は、「アジア通貨危機や円安が半導体の価格割れを引き起こし、メーカーの業績が低迷した1年だった」と総評している。(報道局 酒寄公子)
http://www.dataquest.com/