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[続報]米マイクロソフト、抱き合わせ販売禁止の仮処分を不服として控訴へ

1997年12月16日 00時00分更新

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 米マイクロソフト社は、今月11日にワシントン連邦地方裁判所のトーマス・ジャクソン判事が行なった抱き合わせ販売禁止の仮決定に対して、仮決定を不服として12月15日にワシントン連邦高等裁判所へ控訴したと、同社のWebサイトにて発表した。

 ウィリアム・ニューコム副社長は、ワシントン連邦地裁が同社に通知せず、弁護の機会を与えないまま、米司法省が提訴した事項の範囲を超えて仮決定を下したのは不適当だ、と語っている。

 また同社では仮処分に従うため、処分期間中はパソコンメーカーに対して2種類のWindows95を用意するとしている。ひとつは現在出荷されているWindows95 OSR2.x、もうひとつは'95年8月に発売したバージョンからInternet Explorer1.0のファイルを取り去ったWindows95だ。これは現在出荷しているWindows95 OSR2からはInternet Explorer部分のみの切り離しが不可能なために行なわれる、一時的な措置。将来的には現行のWindows95 OSR2.xにInternet Explorer3.0を削除できる機能を付けたバージョンをリリースするとしている。

 業界では同社がこの新バージョンを開発することから、Windows98の開発に遅れが出るのではないかという噂が出ている。会見でウィリアム・ニューコム副社長が発売延期はないと語ったものの、販売形態についての詳細は発表されなかった。(報道局 市川美穂)

http://www.microsoft.com/

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