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ギガビットEthernetで構築する高速ネットワークについての講演会開催

1997年12月16日 00時00分更新

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 ハイパーメディアコンソーシアム事務局は、“ギガビットLANフォーラム”を開催した。富士通(株)ネットワークビジネス本部 ネットワーク企画部長の是友春樹氏と、通産省工業技術院 情報計算センター長の岡田義邦氏が講演し、ギガビットEthernetの最近の動向と導入時の留意点などについて語った。
 
 ギガビットEthernetは、1Gbpsの伝送速度で、CSMA/CD方式を採用し、カテゴリ5UTP、光ファイバーや二芯同軸ケーブルなどが伝送媒体になる。現在IEEE(米国電気電子学会)802.3委員会で標準化作業中で、'98年3月に1000BASE-X(光ファイバー、二芯同軸ケーブル)の規格が、7月に1000BASE-T(カテゴリ5UTP)の規格が標準化を完了する予定。

 「ギガビットEthernetは、10Mbpsや100MbpsのEthernetからの移行が容易で、ATMなどに比べコストも安い。米DataQuest社によると、米国内出荷額が、'97年はギガビットEthernetが7200万ドルで、ATMは6億ドル。2000年にはそれぞれ30億ドルと14億ドルと、標準化後、ギガビットEthernetの需要の増大が予測されている」(岡田氏)。米国では数十社が製品を発表済みで、日本でも、米Alteon Networks社など約10社が製品を出荷済みであるという。

 実際に導入を検討する場合は、既存の設備との相性(相互接続ができない場合や機器が古くて新技術を導入できない場合があるため)などを考慮し、「数台なら動くが、全社的には運用できない、ということもあり得る。インターネットフォンなど音声の新技術を扱うときなどは、帯域の確保が必要になるなど、新技術の機能要件の把握も大切」(是友氏)。

 またギガビットEthernetは100MbpsのEthernetに比べて10倍速いわけではないので注意が必要。最小フレーム長が512bitから4096bitに変更されているので、短いデータを送るときにはロスがあり、実際には2.5倍程度しか速くならないそうだ。「ルーターやスイッチのベンダーは各社あるが、アメリカでは会社の買い取りなどの変動が激しいので、Ciscoや3comなど主流の会社ものならまずだいじょうぶ」(岡田氏)

 最後に「ネットワークはファッションのようなもので、お金がかかるものだ、と思っておいたほうがいい。日本の会社もどんどんネットワークインフラを整えていってもらいたい」(岡田氏)と講演を締めくくった。(報道局 若名麻里)

http://www.hicom.co.jp/HMC/

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