米Sun Microsystems社のJava関連技術が、国際標準化へ向けて進み始めた。
同社が、ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)下の情報技術に関する合同技術委員会(JTC1:Joint
Technical Committee)に申請していた、Java技術に関するPAS Submitter(PAS提案者)の資格について、27ヵ国による投票で、11月に承認されたことに基づくもの。一私企業がPAS
Submitterの資格を得たのは今回が初めてという。
同社は今年4月、Java技術に関するPAS Submitter申請を提出していたが、一私企業がPAS
Submitterになることの是非や、Java関連技術の著作権、商標権の扱いなどが問われ、同申請は否決された。このとき、日本はいくつかの条件付きで賛成にまわっており、ほかの国の反対者も“著作権”、“商標”、“規格の保守”などに関する条件付きでの反対だった。今回の承認は、同社がこれらの条件を満たした申請を8月に提出していたものだ。
現在のところ、同社からのPAS提出時期は明確になっていないが、“Java
Virtual Machine”や“Java Language”、“Java platform APIs”など3種類のJava関連技術仕様が、国際標準案として提出されることになっているという。(報道局 井上哲郎)
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