英Psion Software社は、同社の携帯機器用OS『EPOC32』の日本語対応版を開発するための新しい開発センターを、ワープロソフト『松』などで知られる、(株)管理工学研究所と提携して、石川県金沢市に設立することで合意したと発表した。
『EPOC32』はC++で作られた携帯機器用の32bitOSで、ワープロや住所録、通信ソフトなどのアプリケーションがROMで提供される。同OSを搭載した携帯情報端末として、英Psion社の『Psion
Series 5』や英Geofox社の『Geofox-One』などが欧米で発売されていて、『Psion
Series 5』は日本でもマニアに人気がある。
Psion Software社の金沢事務所では、「『EPOC32』の日本語対応版をリリースすることで、これらの機器の日本語版の発売だけでなく、日本メーカーによる製品化も期待できる」とコメントしている。(報道局 中山実)
http://www.software.psion.com/