千葉麗子さん初の自叙伝“上京”を（株）アスペクトが出版、12日に発売する。16歳のときに芸能界を目指して福島市から上京し、20歳で自らの会社を起こすまでのことが、恋愛や拒食症などの話を盛り込んで描かれている。出版記者発表で千葉さんは、執筆の動機について、こう語った。
「多いときで月に3、4回講演をします。聞きに来てくれる私と同じぐらいの歳の女の子や男の子（20歳すぎぐらい）で、『インターネットでビジネスをやりたい』、『レイコちゃんみたいになりたい』という人がいっぱいいました。えらそうですが、なにか伝えられることがあればと思い、これまでのようなパソコン関連ではない本を出しました」
ハキハキと受け答えをし、パワーあふれる千葉さんだが、同書では“弱い私”もいるのだと自分の内面を正直に書き、同世代を中心に多くの共感を得そうである。
同書は店頭販売のほか、（株）アスキーとの協力でインターネット通販も行なう。これには同社の通販システム“ASCII
Rapid Commerce Service”のバーチャル・フランチャイズ・システム“WeBranch!”を利用する。“ブランチボタン”を千葉さんやファンのホームページに貼り付けて、ボタンをクリックすれば、“WeBranch!”専用画面が開き、注文や決済ができるというもの。同様のサービスは今回のケースが日本で初めて。なお1月末日まで送料は無料。
千葉さんは「ゲームなどにしても、発想はアナログ、ツールはデジタルというのが大事だと思うので、バーチャルサイン会とか、おもしろいことを販売を通してやっていきたいです」と、執筆後への意欲も示した。（報道局 若名麻里）
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