米Geoworks社は、同社の携帯情報端末(PDA)用OS『GEOS-SC(ジオス-SC)』を三菱電機(株)にライセンス
供給することで合意したと発表した。
同OSは、通信機器用に特化しているのが特徴で、“メッセージ・セントラル”という機能を利用すれば、音声、FAX、ショートメールおよび電子メールなどの一元管理が可能となる。また、マルチタスクOSとして、ブラウザーでホームページにアクセスしながら、住所録などのアプリケーションを稼動させるといったこともできる。
さらに、“フレシキブル・ユーザー・インターフェース”という技術により、個々の端末のユーザー・インターフェースと操作感をカスタマイズできるので、各メーカーは、商品の差別化を図ることが可能となる。
三菱電機では現在、PHSに住所録などの電子手帳的な機能を持たせた製品を発売しているが、今後『GEOS-SC』を採用した製品として「もっと文字入力の機能を強化し、なおかつ手に持って通話しやすいもの」を計画中とのこと。(報道局 中山実)
http://www.geoworks.com/