日立とSGS-THOMSONが、次世代64bitRISCプロセッサーを共同開発

　（株）日立製作所と仏SGS-THOMSON Microelectronics社（ST）は、次世代64bitRISCプロセッサー『SH-5』（日立）および『ST50』（ST）を共同開発することで合意した。

　日立のRISCプロセッサー『SuperH』シリーズのアーキテクチャーと、STの64bitプロセッサーの製造ノウハウを融合させ、高性能かつ低コストのプロセッサーを開発するのが目的。双方向セットトップボックスやデジタルカメラ、デジタルテレビなどのマルチメディア機器/デジタル民生機器分野でのビジネス拡大を目指す。

　これらの分野において、両社はプロセッサーの業界標準化を推進しており、パートナー拡大はお互いの望むところ。今回の合意により、世界規模での顧客ニーズへの対応が可能となり、業界標準へ一歩近づいたといえる。

　またSTは、日立よりSuperHシリーズ『SH-3』、『SH-4』のCPUコアのライセンスを受け、自社のASICおよび特定用途向け標準LSI（ASSP）に活用していく。（報道局　浅野広明）

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