マクロメディア(株)は、Dynamic HTMLに対応したプロ向けのHTMLエディター『Macromedia
Dreamweaver J(日本語版)』を発表した。'98年4月中旬発売予定で、価格はWindows95/NT版、Macintosh版がそれぞれ5万8000円。英語版は本日よりWeb上(http://www.macromedia.com/software/dreamweaver/)で販売開始、トライアル版もダウンロードできる。日本語のトライアル版の配布は、Mac
World Expo Tokyoの開催される2月ごろを予定している。
米マクロメディア社のChief Technology Officer、Norm Meyrowitz氏が“生まれてから3時間しかたっていない”英語版『Dreamweaver』を使い、デモンストレーションを行なった。このソフトの最大の特徴は、ソースコードとビジュアルコードを同時に編集できることで、日本の首相官邸のサイトを使い、両方をリアルタイムに編集できることを見せた。次に大きな特徴は“Round
Trip機能”。標準的なHTMLソースコードを作成できるだけでなく、ほかのHTMLエディターで作られたHTMLファイルを読み込んだときも、HTMLタグをいっさい変更することなく書き出すことができる。
また、DynamicHTMLをサポート、同社のマルチメディアオーサリングソフト『Director』のようなタイムラインウインドーを使い、アニメーションを作成できる。ここが“動くのに強いマクロメディアが作ったエディターらしいところ”(坂口城治氏)だそうだ。さらに、フォント、サイズ、文字スタイルなどの書式を設定するスタイルシートをサポートしており、DTPをやったことのあるデザイナーなどが使いやすい仕様になっている。“ブラウザーターゲッティング機能”は、どのブラウザーで動作可能かチェックする機能で、詳細にエラーレポートが出るようになっている。(報道局 酒寄公子)
http://www.macromedia.com/jp/