『デイジーVISIONS 大友克洋とデジタル新世代展』と名付けられたこの展覧会は、CGを駆使したオムニバス形式の劇場用アニメーション『メモリーズ』(1996年)で、大友の下に集結した森本晃司、今敏、川崎博嗣らアニメーション作家たちのその後の活躍が一目でわかる内容になっている。
ケンイシイのCD-ROM『EXTRA』で国際的に注目を浴びる森本晃司は、『音響生命体ノイズマン』を東京ファンタスティック映画祭'97に出品。今回の展覧会でも『音響生命体ノイズマン』のCG部分をマッキントッシュ上でワイヤーフレームによって再現するといったデモの展示をはじめ、原画や製作資料を披露している。
『メモリーズ』では脚本として参加していた今敏は、'98年に公開される『PERFECT
BLUE』が初監督作品。この作品はすでに世界中で公開され、話題をすでに話題を呼んでいる。もちろん、今回の展覧会で未公開の原画やセルも公開されている。
また、大友克洋が原作・脚本・キャラクター原案・監督を務める1999年公開予定の最新作『STEAM
BOY』をはじめ、『音響生命体ノイズマン』、『PERFECT BLUE』ともども会場内で特別ダイジェスト公開されるので、見逃せないぞ!(週刊アスキー 速水健朗)