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日本マイクロテックがハイエンド向けカラースキャナーなどを発売

1997年12月05日 00時00分更新

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 日本マイクロテック(株)は、反射原稿と透過原稿を別のプレートで読み込むハイエンド向けカラースキャナー『ScanMaker 5』と、低価格のA3サイズ対応カラーフラットベッドスキャナー『ScanMaker 6400XL』を12月10日に発売する。価格はそれぞれ69万8000円、18万8000円。ScanMaker 6400XLの上位機種の『ScanMaker 9600XL』は12月末に発売予定。価格は22万8000円。

 ScanMaker 5はA4サイズ対応のハイエンド向け高性能カラースキャナー。光学解像度は1000×2000dpi、読み取り階調は入出力36bit(687億色)まで対応している。紙などの反射原稿と、フィルムなどの透過原稿を別のプレートで読みとる“ツインプレート技術”を採用したことで、透過原稿ではフィルム専用スキャナー並みのスキャン品質を実現した。反射原稿の場合には従来のフラットベッドスキャナーと同様に上部にセットして、透過原稿の場合には本体下部から専用プレートを引き出し、ホルダーにセットしてからスキャンを行なう。

 反射原稿をスキャンしている最中に透過原稿をセットしたり、透過原稿スキャン中に反射原稿をセットしたりといったことも可能なので、作業をスピーディーに進められる。同社では印刷やデザイン用途だけではなく、カメラマン向けのフィルムスキャナーとしての需要も考え、年間2000台の出荷を見込んでいるとのこと。

 同時に発売される、A3対応のカラーフラットベッドスキャナー『ScanMaker 6400XL』と、上位機種の『ScanMaker 9600XL』は同一筐体を使用している。光学解像度はそれぞれ400×800dpi、600×1200dpi。読み取り階調はいずれも入出力36bit(687億色)まで対応している。幅379ミリ×奥行610ミリ×高さ130ミリという省スペース設計が特徴。ScanMaker 6400XLは、国内初のA3対応で価格20万円以下のフルカラースキャナーだ。

 いずれの製品もWindows95/NT、Macintosh両方のドライバー、Macintosh用SCSIケーブルを添付。フォトレタッチソフトの『ColorIt! 英語版』(Macintosh版)と『PhotoImpact SE-J』(Windows95/NT版)、画像データベースソフト『PhotoQuest LE』(ハイブリッド)がバンドルされている。加賀電子(株)のオリジナルマウスパッド作成キット『マウスパッド工房』も同梱される。(報道局 市川美穂)

http://www.microtekjpn.co.jp/

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