パーソナルメディア(株)が販売する『1B/desktop-MNX』および『1B/note-ANX』は、店頭で販売されているPC98-NXシリーズの『Mate
NX』および『Aile NX』にBTRON仕様OSの『1B/V3
マスターズ』をプリインストールしたもの。パーティーションを分けてWindows95もインストールされているので、1台でWindows環境とBTRON環境を使い分けて利用できる。
ハードディスクの容量は、デスクトップタイプが4.3GB(1B/V3
マスターズに約1GB)、サブノートタイプが2.1GB(同約900MB)となっている。また、標準価格に1万円プラスすれば、開発支援ツールなどが付いた『1B/V3
プロフェッショナル』をプリインストールしたモデルに変更が可能。
また同社では、発売中の『1B/V3 スタンダード』に、BTRONの入門書『ハイパーメディア徹底活用術』を添付し、『1B/V3
エントリー』として12月13日に発売する。PC/AT互換機用で価格は1万5000円。
同社ではこのほか、BTRON仕様の32bitOSの『3B/V』や、ITRONカーネル上にJavaOSをのせ融合させたJTRON仕様OS『JTRON/V』の発売を来春に予定している。価格や販売方法などの詳細はまだ未定で名前も仮称だが、『3B/V』は10万字の漢字に対応、フルカラー表示、TCP/IPのサポートなどが予定されている。また『JTRON/V』では、Javaアプリケーションの動作はもちろんのこと、ITRONを利用した機器の動作チェックや制御などがPC/AT互換機上で可能になるという。この『JTRON/V』には、(株)アプリックスの開発したJTRON仕様OSの『JBlend』が使われている。(報道局 中山実)
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