このページの本文へ

モトローラ社S.W.Cheung氏がVirtuoVueについて会見

1997年12月03日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷


 米モトローラ社のS.W.Cheung氏が、同社が開発中のバーチャルディスプレー『VirtuoVue(バーチュオ・ブー)』について会見を行なった。同氏は、同社半導体セクター副社長兼、コンシューマ・システム・グループ ディスプレー事業部長。3ヵ月前に米国で発表したVirtuoVueについての技術や展望などについて語った。

 同技術は、米KOPIN社との提携によるLCOS(リキッド・クリスタル・オン・シリコン)液晶技術を採用したディスプレーシステム。従来のLCDなどの直視型ディスプレーに比べ、元の画像を光学的に拡大して映し出すことにより、消費電力の低減や低価格化、小型化、高解像度化などが可能で、携帯電話やPDAなどの携帯型に適したディスプレーを実現できるという。

 現在開発中のQVGA(320×240ドット)ディスプレーパネルの大きさは4.8×3.6mm、ピッチは15μm。消費電力はカラーで200mW以下、モノクロで130mW以下。目から3インチ離した位置で見ることで10~13インチ相当の画像を表示できるなどとしている。

 '98年以降にはFullVGA(640×480ドット)タイプ、2000年にはSVGA(800×600ドット)タイプも投入し、さまざまな携帯製品への導入を視野に入れている。同氏によれば「'98年下半期中にも同技術を利用した製品が発表されるだろう」という。(報道局 井上哲郎)

http://www.mot.co.jp/

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン