“Sybase FORUM'97”に伴い、米サイベース会長兼CEOのMichell Kertzman氏がCEOとして初来日した。この機会にサイベース(株)は、同じく同Forumのために来日した執行副社長兼CIOのRobert
Epstein氏、副社長兼チーフアーキテクトのDavid Yach氏、そして代表取締役社長の小川義水氏も含めた記者向けのセッションを行なった。
この2年間、日本でのビジネスは世界でもっとも好調で、「10月に発表したAdaptive
Server Enterprise 11.5はユーザーからの評判もよく、ベンチマークでもOracle8より優れた結果を出している」(小川氏)という。
「WindowsNT市場ではオラクルやマイクロソフトに後れをとっているのでは?」という質問には、「SQL
Anywhereは低価格のため金額ベースではそうでもないが、ライセンスの本数ではナンバーワン」(小川氏)、「NTにもUNIXにも同じシステムを同時期に出荷しており、サイベースの市場はNTだけではない。またマイクロソフトに比べてサイベースはデータベースの開発経験が長い。マイクロソフトのデータベースはもともとはサイベースのものだ。そしてUniversal
Serverの概念を打ち出しているオラクルやIBMはまだそれを実現していないが、サイベースのACAは、すでに製品化されている」(Kertzman氏)。さらに「製品の強さや競合力はこれまでに比べて最高」(小川氏)と、今後のビジネスに向けての自信と意欲を示した。(報道局
若名麻里)
http://www.sybase.co.jp/