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キヤノンがBJ捺染の展示会『BJテキスタイルプリンティングフェア』開催

1997年12月02日 00時00分更新

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 キヤノン(株)は、同社が開発したBJ捺染システムの技術解説や画像処理についてのデモンストレーション、同システムを利用したプリント商品サンプルの展示を、六本木“スペース ファイブテン”にて、今日と明日の2日間行なう。

 会場に実機展示されているBJ捺染システムは、キヤノン独自のインクジェット記録技術“BJ(バブルジェット)技術”を採用、綿、絹、ナイロン、ポリエステルなどのさまざまな布地にオンタイムでフルカラープリントができるというもの。360dpiの解像度を持ち、256階調、1670万色までの印刷が可能。従来のシステムよりも、版ずれが起こりにくく、パターン合わせが簡単に行なえる。プリントする図柄はコンピューター上で作成したり、スキャナーで取り込んだりといったことが可能で、そのまま布地に印刷できる。従来の行程で時間がかかっていた製版作業が不要になり、図柄もデジタルデータで保存できるので、場所をとる“版”を保存しておく必要もなくなる。このため同社では、製版にかかっていた時間やコストが削減され、従来よりも速く、安価にカラーのプリント布地を作成できるとしている。

 プリント商品サンプルの展示コーナーでは、キルトデザイナー服部早苗のキルト作品のデザインを布地に印刷し、その布地を使った扇子やハンカチ、テーブルクロスなどに仕上げて展示している。そのほか、イラストレーター山城隆一、アーティスト横尾美々、清田学などの作品も紹介されている。(報道局 市川美穂)

http://bj.canon.co.jp/ja/contents_v/bn_v/bn_menu.html

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