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ヤマハ、坂本龍一インターネットMIDIライブ公開実験の第3弾を実施

1997年12月01日 00時00分更新

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 ヤマハ(株)は、坂本龍一氏と岩井俊雄氏のジョイントコンサート“YAMAHA Special Ryuichi Sakamoto × Toshio Iwai 1997 MPI × IPM”において、ヤマハインターネットMIDIライブ『MidLive Vol.3』の公開実験を12月22日19時に実施する。

 同コンサートは、坂本氏の協力のもとに行なわれるもので、コンサート会場の恵比寿ザ・ガーデンホールで坂本氏が弾くピアノ演奏を、MIDIデータに変換してインターネットを通じて配信し、全国のヤマハ楽器特約店50店など、各地の中継会場に設置したピアノをリモート演奏する。また、アドレスを一般に公開し、MIDIデータを受信可能なピアノや電子楽器があれば、誰でも自由に試聴できる。受信側の楽器が“サイレントアンサンブルピアノ”であれば、鍵盤やペダルが坂本氏の演奏どおりに動き、電子楽器の場合は、ピアノの音色で音の強弱も含めて坂本氏の演奏を再現する。

 MIDIデータの送信には、同社開発の“インターネットMIDIライブシステム MidLive Ver.1.00b1”を使用する。また、これまでの実験では、MIDIデータと語りやボーカルの音声データを別々に送信し、ずれが生じた場合があったが、今回は音声圧縮ソフト“SoundVQ”を併用してMIDIデータと音声データを同時に配信するため、ボーカルとピアノ演奏が同期した配信が可能という。

 なお同社では、MIDIデータを再生できる楽器や音源を未所有の実験参加希望者に、XGフォーマット対応電子音源を貸し出す。12月2日よりホームページで受付を開始し、抽選で100名に貸し出しを行なう。(報道局 桑本美鈴)

http://www.yamaha.co.jp/xg/

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