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日本電算機がインターネット専用端末『iBOX』の低価格機種を発売

1997年11月27日 00時00分更新

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 日本電算機(株)は、インターネット専用端末『iBOX』シリーズの低価格機種『iBOX1(アイボックスワン)』の予約販売を12月1日に開始する(出荷は同15日)、と発表した。同シリーズは、普通のテレビを利用してインターネットにアクセスするための端末で、累計出荷台数は7万台を超えている。今回『iBOX1』を新投入することにより、'98年にシリーズ全体で15万台(うち『iBOX1』だけで7万台)の販売を見込んでいる。

 同製品は、設置面積がA4サイズ、重量は1.4kgのポータブルサイズ。33.6Kbpsモデムを内蔵、新型のコントロールパッドも付属。ワイヤレス・キーボードもオプションで用意されている。価格は、CPUがPowerPC403-66MHz、メモリーが8MBの標準モデルで、4万円前後を見込んでいる。

 同製品では、利用する地域の市外電話番号を入れるだけで、ダイヤルQ2を利用したプロバイダー“インターQ”にアクセスすることが可能。また、電源を入れると5~10秒でインターネットに接続し、自動的に同社が運営するホームページサービス“チャンネル1”が表示される。“チャンネル1”は、“暮らしと生活”、“社会・経済”などの11ジャンルに分けて300件以上のホームページを紹介するリンク集で、実用性を重視したものとなっている。

 また、同社では、有料で写真を閲覧する“PHOTOスクープ&ライブラリー”や、インターネット放送の“くず哲也の今夜もがんばるゾ”(毎週木曜日午後11時から1時間放送、12月4日より放送開始)などのコンテンツサービスも、拡充する計画。

 同社の石井孝利社長は、12月から日本でもサービスを開始する『ウェブTV』については、「『ウェブTV』のように、会員を募って料金をとる形式よりも、インターネットをそのまま利用する方がユーザーにとっても分かりやすいはず」という見方を示している。(報道局 佐藤和彦)

http://www.jcc.co.jp/

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