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SGI・Cray社が64個のプロセッサーを搭載したサーバーシステムを量産出荷

1997年11月18日 00時00分更新

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 米Silicon Graphics社(SGI)と同社のスーパーコンピューター部門である米Cray Research社は、64個のプロセッサーを搭載したサーバーシステム『Origin2000』(SGIのサーバーシステム)および『CRAY Origin2000』(CRAYのサーバーシステム)の量産出荷を開始した。価格は100万ドル以下。

 Originシステムは、cc-NUMA(cache-coherent Non-Uniform Memory Access)アーキテクチャーを採用した、航空宇宙産業、経済界、政府、大学などハイエンドな顧客向けのサーバーシステムで、システム内に1~128個までのプロセッサーを搭載できる。SPECによるベンチマークテストでも2部門で世界記録を達成(SPECrate-fp95で最高値9478、同int95で最高値5992)。昨年10月の出荷以来、すでに大学や研究所、NASAなど世界各国の重要拠点で試用されていたが、このたび、64個のプロセッサーを搭載したサーバーシステムが、SGIを通じて各オフィスや卸業者に量産出荷されることになった。

 SGI・Cray社コンピューター技術部門のマーケティングリーダーDan Hogberg氏は、「Originシステムは、1年前の出荷以来、1万件以上のシステムに導入され、好評をいただいている。これはcc-NUMAアーキテクチャーの幅広い導入を促すもので、Originシステムは、工学、科学、商業などのコンピューターにとって最適な基盤となりつつある」と述べている。(報道局 浅野広明)

http://www.sgi.com/

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