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[COMDEX]Intelの次期チップセット「440BX」を搭載したマザーボードをCOMDEXで発見!

1997年11月18日 00時00分更新

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 ASCII DOS/V ISSUE独自の取材により、COMDEXに出展しているマザーボードメーカーの中で少なくとも2社が440BX搭載マザーボードのサンプルを持ち込んでいることが分かった。社名は明かせないが,その内の1社のボードを実際に見ることができた。

 このボードはATXフォームで,中央に「SECRET」と書かれた440BXのNorthBridge(CPU-PCIブリッジ)がのっている。440LXの時と同様にβ版のチップにはSECRETの文字が刻まれているのである。このNorthBridgeは492ピンのBGAパッケージで,440LXのそれと同じ形状だ。一方のSouthBridge(PCI-ISAブリッジ)には、440LXや430TXに使われているのと同じ「PIIX4」が使われていた。このように,440BXはLXと似た特徴を持つため、実際に見た440BX搭載ボードは440LXボードと見分けがつかないほど似ていた。

 Intelからサンプルチップが供給されてから、1カ月と経たないこの次期に、ボードの設計が終了するというのもうなずける話である。

 440BXを使用することで、CPUの外部クロックを100MHzまで引き上げることができる(440LXは66MHz)。来年登場する動作周波数350MHz以上のPentiumIIは,100MHzの外部クロックを要求するため、440BXのようなチップセットを搭載したマザーボードが必要となるのである。また、外部クロックの違いはメモリアクセス速度に直接反映されるので、440BXを搭載することで,SDRAMをより高速にアクセスできるようになる。

 気になる正式版のリリース時期だが、440BXは来年3月に発表される、という見方が有力である。各マザーボードメーカーはそれと同時に搭載ボードのリリースを目指すという。(ASCII DOS/V ISSUE 水谷裕一)

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