日本シリコングラフィックス・クレイ(株)と日本ビクター(株)は12日、ビデオサーバー分野における販売・技術開発での提携に合意した。
日本シリコングラフィックス・クレイは、インターネット放送やビデオライブラリーなどのマルチメディアコンテンツの配信・管理向けに開発されたWebベースのサーバーシステム『WebFORCE
MediaBase』と、衛星放送やCATVなどでの多チャンネル放送の管理をはじめ、特定の番組を希望者に有料で配信するペイ・パー・ビュープログラムやホテルなどでのビデオ配信(ニア・ビデオ・オン・デマンド)といったサービスを提供できるデジタルビデオ配信システム『StreamCaster』を日本ビクターに提供し、同社の業務用AVシステムと組み合わせてトータルシステムを構築、販売を推進する予定。なお、販売は日本ビクターが行なう。
また、日本ビクターは日本シリコングラフィックス・クレイに、MPEGなどの画像処理技術を中心とした、デジタルAV技術および業務用AV機器の提供を行なう。両社は、放送分野だけでなく、今後デジタルネットワーク環境が必要とされる企業、教育分野向けに、ビデオサーバーシステムを中心とした販売・技術開発を推進していくという。(報道局 中山
実)
http://www.sgi.co.jp/Headlines/1997/Nov/victor.html