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待望の『Netscape 6』正式リリース、日本語版もダウンロード可能

2000年11月16日 02時09分更新

文● 編集部

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 米America Online(AOL)の子会社、米Netscape Communicationsは、新しいレイアウトエンジン『Gecko』を搭載した最新型Webブラウザ「Netscape 6」の各国語版を米国、日本、ドイツ、フランス、イギリスにおいて同時リリースした。

全体画像

『Netscape 6』の主な新機能

新型レイアウトエンジンを搭載

 HTML4.0、XML1.0、CSS1などをフルサポートするレイアウトエンジン『Gecko』を搭載し、多言語文字データ(Unicode3.0)などもサポートする。また、ブラウザの表示速度も高速化。特に、今までNetscape Navigatorの弱点とされていたテーブルレンダリングの速度が向上した。

My Sidebar

 ブラウザ画面の左サイドをパーソナルスペースとして利用可能になり、国内外のサイトと連携した600ものメニューを使用して、最新ニュースや株式ポートフォリオなどを表示できる。コンテンツには、「CNN」、「Asahi.com」、「eBay」、「日刊スポーツ」などが用されている。

My Sidebar画面My Sidebar

サーチ機能の強化

 URL入力フィールドにキーワードを入力することでの検索が可能になり、検索の作業効率が向上した。また検索結果の表示には、同社の「Smart Browsing」サービスと、「First Page Results」システムを組み合わせ、最初のページに正確で関連性の高い情報を表示するようにになっている。

検索結果
検索結果

セキュリティ管理

 各種サイトへのログイン名とパスワードをすべて記憶しユーザーの入力の手間を軽減する『Password Manager』(どのログイン名とパスワードを記憶させるかはユーザーが管理可能)や、Cookieの記録の表示・削除が可能な『Cookie Manager』などを搭載する。

翻訳機能

サイトの翻訳機能を搭載し、メニューバーから[表示]-[翻訳]を選択すると日英、英日翻訳などを行なう『翻訳機能』を搭載した。

翻訳機能
翻訳機能

 Netscape 6は、米国ではWindows/Macintosh/Linux版の3製品がリリースされ、日本、ドイツ、フランス、イギリスからはWindows版がリリースされる。本日より同社ウェブサイトから無償ダウンロードが可能。

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