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「デスクトップとしてのLinux」を強烈に打ち出すGNOME用ファイルマネージャ「Nautilus PR2」

2000年11月10日 00時00分更新

文● 植山 類

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 ファイル/ディレクトリのエンブレムやアイコンの位置/サイズ、ビューのモードなどは、Nautilusを再起動しても忘れてしまうことはない。これらのファイルに対するメタ情報は、どこに収納しているのだろうか? 答えは、各ディレクトリに作られた「.nautilus-metafile.xml」ファイルだ。

 .nautilus-metafile.xmlは、次のような内容を持つ。ファイルの位置やサイズ、エンブレムの情報が記録されているのがわかるだろう。

<?xml version="1.0"?>
<DIRECTORY>
<FILE NAME="screenshot.png"
ICON_POSITION="25,126"
ICON_SCALE="2.60">
<KEYWORD NAME="important"/>
</FILE>
<FILE NAME="Fly%20high.mp3"
ICON_POSITION="437,260">
...

 なお、書き込み権限のないディレクトリのメタ情報は、「~/.nautilus/metafiles/」の下に記録される。


 Red Hat Linux 6.2に対応したNautilusのインストーラは、EazelのWebサイトからダウンロード可能だ。GPLに基づきソースコードも公開されているので、自分でコンパイルすることもできるが、依存するファイルやコマンドが多岐に渡るので、それなりの手間がかかるようだ。

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