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LinuxWorld Conference & Expo New York 2001 速報レポート(その2)

2001年02月02日 21時41分更新

文● 宮原徹

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こちらのカンファレンスのいいところは、カンファレンスのプログラムがゆったりと組んであるため、展示会場のほうをゆっくりと見ることができるところである。気に入ったものが見つかれば、思い切ってカタコトの英語でもいいから話しこんでみるもよし、ノベルティグッズを集めるのもまた楽しい。

XIMIAN

XIMANブース写真
GNOMEのアプリケーションを開発する専門ベンダー、米XIMIAN(シミアン)のブース。前回はHelixCodeという会社名だったが、法的な理由での社名変更とのこと。しかし猿のロゴマークは相変わらずである。筆者は最初このロゴを見たときに、「エイリアン」のギーガー調の何かと思っていたが、このブースを見ても分かるとおり猿ということである。なぜ猿かは謎である。

この日に米HPのHP-UXワークステーションのデスクトップ環境としてXimian GNOMEが採用されたことが発表され、じっくりと、確実にGNOME Foundation設立時のアライアンスが実行に移されているのが感じられる。 http://www.ximian.com/



SGI

グラフィック・ワークステーションとしてのLinuxマシンのソリューション提供が目立つ米SGIだが、写真にあるのはなんとワイドスクリーン3面を使ったマルチディスプレイ+OpenGLのデモである。ジョイスティックの動きに従って、グリグリと動くさまはなかなか圧巻である。動画でお見せできないのが残念だ(デジカメがMPEG対応していれば……)

sgiブース写真

GreatBridge

米GreatBridgeは日本で人気のあるオープンソースデータベース「PostgreSQL」をビジネスコアにした会社である。PostgreSQLのコア開発者6人のうちの3人が在籍し、PostgreSQLを製品として販売、サポートなどのサービスを提供している。

似たような会社としてApacheを取り扱っている米Covalentなどがある。どちらの会社にも共通するのは、かなり重要なアプリケーションをコアに抱えているにもかかわらず、このような展示会での見せ方がいまひとつなこと。せっかく出てきてるのだから、もっとアピールしてもいいのでは……。

GB

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