8月に発表された「Kondara MNU/Linux Web Cluster 2000」が9月14日、デジタルファクトリ(株)から発売された。価格は2ノード版が12万8000円、ノード数無制限版が24万8000円。24時間365日の電話/ファクス/メールによるサポート(90日間5インシデントまで)が提供される。
Kondara MNU/Linux Web Cluster 2000は、複数のマシンを接続し1つのシステムとしてWebサービスを提供するのための製品。クライアントからのリクエストは、まずクラスタシステムの「マスター」がまとめて受け付け、その処理を各ノードに振り分ける。これにより、1台の場合よりも多くの処理を行なうことができる。
しかしその反面、クラスタリングによりマシンが台数が増えることで、どれか1台に障害の生じる確率はむしろ高くなってしまう。そこで、クタリングサーバでは、障害の検出と問題のあるノードの自動的な切り離し機能が提供されていて、どれかのノードに問題が生じても、システム全体としてはサービスの提供を継続することを可能としている。
そのほかの機能としては、ノード間でのコンテンツの同期機能や、Webベースのシステム設定ツールの提供、GUIによる簡単な初期設定機能などが提供される。
動作環境は、PC/AT互換機のほか、Alpha Systems COMPAQ Linux Ready Modelなどをサポートする。なお、先着500セットに限り、「Kondara MNU/Linux Server 1.1」を同梱したパッケージが用意されるという。
製品概要は次のとおり。
- Linux 2.2.16
- glibc 2.1.3
- Apache 1.3.12
- Sendmail 8.9.3
- Samba 2.0.6
- knfsd 1.4.7
- BIND 8.2.2pl5
- kwcsd 0.2.6