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LokiとTrolltechが戦略的提携、Qtを使用してアプリケーションをLinuxに移植

2000年09月07日 15時32分更新

文● 植山 類

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 Qtツールキットを開発するTrolltechと、ゲームのLinuxへの移植を手掛けるLoki Softwareは9月6日、戦略的提携を発表した。この提携により、カスタムアプリケーション開発やサードパーティのソフトウェアをLinuxに移植する事業を行なう「Applications Group」をLokiが新たに設立し、そこでQtを使用するという。

 Lokiは、「Civilization: Call to Power」や「SimCity 3000 Unlimited」などの多数のゲームをLinuxに移植して成功を収めている。今回の発表は、Lokiがゲームに限らずビジネスアプリケーションの移植も行なうことを意味する。

 また今回の提携により、Simple DirectMedia Layer (SDL)およびLoki SetupからQtを利用することが可能になるという。SDLはLokiが開発したクロスプラットフォームなマルチメディアライブラリ。Loki SetupはLinux用のグラフィカルなインストールユーティティ。

 Applications Groupから出荷される第一弾の製品は、まもなくアナウンスされる予定。

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