インターネット時代になり、ソフトウェアの利用方法が変化した。従来は社内での利用だけであり、クライアント数を把握することは容易であった。しかし、インターネットの普及によりイントラネットでの利用だけでなく、エクストラネット、インターネットでの利用形態が出現し、社外の人やユーザーが利用するなどユーザー数を把握することが困難となってきた。
それに対応するライセンスとして今回、“プロセッサライセンス”が登場した。これは、サーバのCPUの数にあわせてライセンスを購入する形態で、サーバ/クライアントアクセスライセンスが不要になった。
最大クライアント接続数は制限なし、イントラネットやエクストラネット、インターネットのどこからのアクセスにも制限を設けない、インターネットをビジネスに活用する時代に適したライセンスといえよう。
SQL Server 2000やBiztalk Server 2000など、Microsoft .NET Enterprise Serversのサーバ製品にはこの新ライセンスが導入される。ただし、Exchange 2000 Serverは従来のライセンス体系のみで、SQL Server 2000ではイントラネットのみでの利用や小規模の場合に、サーバ/クライアントアクセスライセンスを選択することもできる。
アップグレードでは次のようにライセンスを移行することになる。
ライセンスの移行 |
気になるプロセッサライセンスの価格は、
- SQL Server 2000 Enterprise Edition 367万6000円
- SQL Server 2000 Standard Edition 91万9000円
- Host Integration Server 2000 45万9000円
となる予定だ。