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Microsoft .NET 最新動向 (その1)

2000年09月01日 23時36分更新

文● 高島茂男

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 インターネット時代になり、ソフトウェアの利用方法が変化した。従来は社内での利用だけであり、クライアント数を把握することは容易であった。しかし、インターネットの普及によりイントラネットでの利用だけでなく、エクストラネット、インターネットでの利用形態が出現し、社外の人やユーザーが利用するなどユーザー数を把握することが困難となってきた。

 それに対応するライセンスとして今回、“プロセッサライセンス”が登場した。これは、サーバのCPUの数にあわせてライセンスを購入する形態で、サーバ/クライアントアクセスライセンスが不要になった。

 最大クライアント接続数は制限なし、イントラネットやエクストラネット、インターネットのどこからのアクセスにも制限を設けない、インターネットをビジネスに活用する時代に適したライセンスといえよう。

 SQL Server 2000やBiztalk Server 2000など、Microsoft .NET Enterprise Serversのサーバ製品にはこの新ライセンスが導入される。ただし、Exchange 2000 Serverは従来のライセンス体系のみで、SQL Server 2000ではイントラネットのみでの利用や小規模の場合に、サーバ/クライアントアクセスライセンスを選択することもできる。

 アップグレードでは次のようにライセンスを移行することになる。

ライセンスの移行

 気になるプロセッサライセンスの価格は、

  • SQL Server 2000 Enterprise Edition 367万6000円
  • SQL Server 2000 Standard Edition 91万9000円
  • Host Integration Server 2000 45万9000円

となる予定だ。

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